いかにしてお金を稼がないで、持っている資産をダイエットするか【高城剛】

氏のアナザースカイを見て、そして最初の書籍を買ったのが3年前になるのか。

私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明

この本は自分の中でバイブルというか、とても刺激と影響を受けた本だ。当時、東京と静岡を行き来していて、家族にも寂しい想いなど迷惑を掛けたし、自分もかなりタフな時期だったと思う。正直、あの苦々しい経験に比べれば、たいていの仕事は楽しく出来るｗ。そういう意味では、図太い性格を形成する上でも良かったとも言えるが。

本書の中で氏が言われてる、移動距離と創造力だったり、ハイブリッドな生き方といった考え方は、本当に当時のメンタルを維持する上で助かった。というわけで、氏の書籍はほとんど読んでいるが、いずれも示唆に富んでいる。

で、久々に読み返してみたのだが、以前なら流していた箇所に目が止まる（手元に置いておきたい本とは再読の時に新しい発見がある）

P71

情報ダイエットと同じ考え方で、資産ダイエットをしたほうが、より動きやすく次の可能性に向かえます。世の中、いかにしてお金を稼ぐかという本が多くありますが、僕の場合は、いかにしてお金を稼がないで、持っている資産をダイエットするか、という変わった提唱をしていることになります。お金を正しく使ってしまうと言ったほうがいいかもしれません。お金は、使うセンスがとても大事になります。そして正しく使う事によって、損得や対面を気にしない人になれることは、間違いありません。

ぼくは不動産などの資産を持つことについては良いと思っている（価値にもよるけど）。ただ、その維持の為にお金を稼がないと行けないという志向にはなりたくないものだ。その為に残業や休日出勤するとか。

お金を稼がない、資産を持たない。と達観した時点で何かが変わるんだろうなぁ。そういう境地に達してみたい。